猫を保護するまでの日々⑨
知人のかかりつけ医である、野良猫を多く診察しているという動物病院へ行った。
車でも呼吸が浅く、おとなしかった。
ノミがいるのが見てわかるほど、、、。
診察の後は、同行してくれる知人がそのまま引き取ってくれるとこになっていたので、もう少しで良い方向にいくからねと声をかけながら運転した。
力はもうあまり残っていないのに、先生に対して威嚇していた、、。
顕微鏡で確認してもらったら、やはり疥癬の卵があった。
レボリューションと、体温をはかる。
点滴をしてもらって、診察を終えた。
だけど、診察の後、15分ほど経った頃、呼吸が止まっていた。
治療に耐えられる力が残っていないのであれば、病院には連れて行かずに室内で静かなところで逝かせてあげるのが良かったのではないか。
最後に怖い思いをさせてしまったこと。
生まれた環境が悪かったばっかりに、痒さをただ耐えて、ご飯も食べれなくなるほど衰弱して亡くなってしまったこと。
かわいそうなことをした、と思い、泣いた。
翌々日、火葬してもらった。
黒猫ちゃん、忘れないよ。